ROKU's Daily Life

あんなことやこんなこと

『かけがえのないもの』

かけがえのないもの (新潮文庫)

かけがえのないもの (新潮文庫)

この本についてどのように紹介しようかとずいぶん悩んだ。

全体を短くまとめて言い表すことなどとても無理。

養老先生の言いたいことはだいたい解るのに、それを言葉にすることができない。

私の筆力が足らないせいもあるが、この本は、言葉だけでは表現できない「何か」を伝えようとしている。

ということは、この本はぜったい良書だということである。

ためしに、書きかけの文章はこんな具合。

養老先生の考え方は、今の世の中の流れを大きく変えるものかも知れない。

ダーウィンの進化論が「有用であること」を変化の理由にしているのに対して、「変わるべくして変わる」と唱えた今西錦司先生の説を彷彿とさせる。

未来は「わからない」からこそ魅力的なのだ。

究極の「安心・安全」は、これから起きること(起きないこと)が確実にわかっているという点で絶望と同じである。不安も無いが期待も無い。

まちづくりのビジョンや国家戦略も同じで、スタティックな枠組みしか持たないものは検討に値しないと思う。

 ・・・ほらね。

あらぬ方向へばかり発想が飛んでいって全然まとまらず、とても本の紹介にならんのである。